理学療法士の転職・キャリアガイド

理学療法士の給料が低いと感じたら?

年収の平均値だけで転職しない。基本給・賞与・残業・休日・スポーツ活動まで含めた比較方法を解説します。

執筆:コチキャリ編集部
5問で求人条件を確認する無料・ご希望に合う求人の紹介を保証するものではありません
結論

理学療法士の給料が低いと感じたときは、全国平均年収だけで判断せず、基本給、賞与、手当、固定残業代、実際の労働時間、休日、社会保険、通勤を含めて比較しましょう。スポーツ活動を続けたい場合は、本業の収入が生活に必要な水準を満たしたうえで、活動時間を確保できるかも重要です。

「周囲のPTと比べて給与が低い気がする」「転職で上がるのか分からない」。給与を考える際は、ネット上の平均値を自分の状況へそのまま当てはめず、施設・地域・年齢・経験・雇用形態による違いを確認することが大切です。

平均年収を見るときの注意点

公的な職業データを確認する

厚生労働省job tag「理学療法士(PT)」では、全国の賃金(年収)443.6万円(令和7年賃金構造基本統計調査の結果を加工)、求人賃金(月額)27.6万円(令和7年度のハローワーク求人統計)と表示されています(2026年10月30日公式ページを再確認)。両者は対象と集計方法が異なるため、27.6万円を12倍した金額と年収443.6万円を同じ集団の年収として比較することはできません。現在の勤務条件と応募先の個別提示を優先してください。

応募時は個別の提示額を優先

全国平均よりも、応募先の賃金内訳、経験年数による評価、賞与実績、試用期間条件などを具体的に確認しましょう。

月給だけでは分からない6つの差

1. 賞与

支給の有無、評価制度、前年度実績、入職初年度の扱いを確認します。

2. 固定残業代

何時間分が含まれるか、超過分がどう支払われるかを確認します。

3. 諸手当

資格・役職・住宅・通勤などの手当の支給条件を確認します。

4. 実際の拘束時間

診療時間外の記録・研修・会議がある場合、年収の見え方が変わります。

5. 休日と休暇

年間休日だけでなく土日・祝日の勤務や希望休を確認します。

6. 社会保険・雇用の安定

雇用形態や加入要件を確認し、長期的な働き方として比較します。

スポーツ現場を続けたいPTの年収設計

本業だけで必要な金額を決める

スポーツ指導・トレーナー活動の収入は安定しないこともあります。家計の基礎部分は本業でどこまで確保するか考えます。

時給換算だけで判断しない

自由時間・通勤・学習機会・社会保険などの質的な条件も重要です。

活動可能時間を確保する

給与が上がっても帰宅時間が遅くなると、外部活動との両立が難しくなることがあります。

転職で給与が上がるとは限らない

求人ごとの比較が必要

職務経験、担当業務、地域、施設規模で採用条件は変わります。「整形外科へ行けば上がる」といった一律の断定はできません。

比較シートを作る

現職と候補先の基本給、賞与、手当、残業、休日、通勤、スポーツ活動の可否を横並びで比較しましょう。

求人票に書かれていない情報こそ確認しましょう。

希望年収・実際の終業時刻・休日・副業規定・活動日程を具体化してから、候補先と比較することが重要です。

給与面で転職を見送った個別相談事例

コチキャリが確認した理学療法士の転職相談では、外部のスポーツ活動や専門技術を学べる環境を検討していたものの、採用先の給与条件が希望と合わず、転職を見送った事例がありました。「スポーツに関われる」「学べる」という魅力があっても、生活に必要な年収を確保できるかは別の判断です。

求人を比べるときは、研修中と研修後で給与体系が変わるか、基本給以外の歩合・手当・賞与が何を基準に支給されるか、勤務時間を調整した場合の収入がどう変わるかを確認しましょう。

※個別の相談・採用条件確認に基づく事例です。給与水準や転職後の年収を保証するものではありません。

5問で求人・働き方の条件を整理する

希望勤務地、年収、勤務時間、休日、スポーツ活動の条件を5問で整理できます。転職が未確定の段階でも相談の入口に使えます。ただし、希望条件に合う求人の存在や紹介・採用を保証するものではありません。

よくある質問

理学療法士の平均年収より低ければ転職すべきですか?

平均は参考値です。経験年数・地域・職場・実際の勤務条件が違うため、それだけで判断しないでください。

整形外科に転職すると年収は上がりますか?

一律には言えません。勤務先の給与制度や経験評価によります。求人票と個別提示条件を比較してください。

副業のトレーナー収入を年収に含めて考えてよいですか?

収入設計上は把握すべきですが、毎月の変動や経費も考慮し、本業だけで必要な生活基盤を満たすかを確認しましょう。

出典・参考資料

転職条件を比較するための確認表

項目自分で決めること勤務先に確認すること
年収・雇用生活に必要な年収・雇用形態基本給・賞与・手当・社保・試用期間
勤務時間スポーツ活動日の退勤期限実際の残業・研修・記録時間
休日土日・固定休・希望休の必要性休日シフト・有給・大会時の調整
外部スポーツ活動活動内容、頻度、報酬・契約形態就業規則・申告・許可の要否
勤務地勤務先→現場の移動可能時間勤務地変更・異動の可能性

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